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学生が起業する際のポイント

税理士
大賀

現在、働き方の多様化や大学発ベンチャー企業が増加していることなどを背景に、若年層の起業への関心が高まっています。そこで、今回は学生が起業する際のポイントをまとめました。

資金調達の方法を工夫する

事業を運営するためには、一定の初期資金と運転資金が必要となります。そのため、自己資金が不足している場合は、融資などを通して資金調達をしなくてはいけません。一般に学生は、自己資金が少なく、また社会的信用力の低さや十分な事業計画が練れていないことを理由に、融資を得ることが難しい場合があります。
融資元を納得させる事業計画を練ることはもちろんですが、国や地方自治体が行っている公的融資制度の若者向けの融資や、クラウドファンディングなどをうまく利用して資金調達をしましょう。

学生である利点を生かす

学生起業を成功させるためには、学生の強みを最大限生かすことが大切です。学生の強みとして、下記の項目が
挙げられます。

若者に対し市場調査がしやすい

学生起業家は、同級生や先輩後輩といった同世代に囲まれた環境に身を置いています。そのため、大学生や若者向けの商品・サービス提供を事業とする場合、学内でのモニター調査やアンケート調査によって、ユーザーの生の声を集めることが可能となります。

時間、体力がある

起業するためには、事業アイディアを練るだけでなく、取引先との交渉や宣伝、各種申請手続き等をする必要があり、時間と体力を要します。一般に、学生は社会人と比べ体力と自由に使える時間が多くあります。そのため、豊富な時間と体力を活かして起業に取り組みましょう。

大学のリソースを活用する

大学生であれば、学内のPCルームや会議室など、本来ならば費用が発生する設備を無料で利用できる場合が多いです。近年では、学内にインキュベーション施設を置く大学もあります。インキュベーションセンターとは、創業初期段階にある起業者の事業拡大や成功を支援する目的のもと、安価な賃料で事務所スペースを提供したり、事業の立ち上げに関して専門家によるサポートを提供したりする施設のことです。これらを効率よく利用することで創業費を押さえることにもつながります。また、学園祭でのブース出展や学生向けイベントやセミナーなどへの参加を通し、学生向けに製品やサービスをアプローチできる機会もあります。
一度、各学校の設備や起業支援の取り組みを確認することをお勧めします。

まとめ スモールビジネスを検討する

ここまで紹介したように、学生起業家は若者のニーズを掴みやすく、大学の設備を使えるといった強みを持つ
反面、経験・知識や資金が不足しがちという弱みがあります。そこで、学生の強みを生かしつつ初期投資を抑えられるスモールビジネスをお勧めします。例えば、ネットショップ運営、アプリ開発、フードトラックなどが挙げられます。また、スモールビジネスから始めることによって、スピーディーな意思決定、事業状態の把握が可能となり、失敗した際のリスクも最小限に抑えることができます。
学生起業家特有の強みと弱みを理解し、継続的な事業運営を目指しましょう。

 

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